入社のきっかけについて
祖父が日本高周波鋼業に勤めていて、実家からも近かったので小さい頃から社名を知っていた身近な会社でした。5月と10月にある地元のお祭りの日に全社がいっせいに休業になるのを祖父から聞いて、面白い会社だなと思ったのを覚えています。その後、高校生になって自分のやりたい仕事が見つからずに、就職の志望先について迷っていた時に、両親の知人の方に紹介されたのが当社でした。当時は鉄鋼の製造に関わっている会社というイメージだけで、具体的にどんなものを製造しているのかは知りません。実際に工場を見て、そのスケールや熱い電炉の迫力に驚きました。鍛造室への配属を希望したのは、動きのある現場がとても楽しそうに見えたからです。

現在の仕事内容について
班長として3,000トンのプレス機を担当しています。班員は自分を含めて4名。鋼塊という鋼の塊を焼いて、プレス機で叩いて伸ばすのが主な業務です。班長として毎日の作業の段取りを決めて班員に指示するほか、リフトの運転やクレーンを操作することもあります。玉掛技能者や大型特殊免許など、さまざまな資格・免許を会社の費用負担で取得できるのは当社の良いところだと思います。入社して17年間にわたって鍛造の仕事をしていますが、その間に大きく自動化が進みました。昔は手作業で時間をかけていたものが、今はボタンを押すだけで機械がやってくれます。作業はかなり楽になりましたが、機器のオペレーションには精度を求められるので、仕事の緊張感は変わりません。


仕事のやりがいと目標について
以前は難しい加工ができるように技術が向上すると満足感や達成感を感じていました。でも、班長になってからは班のメンバーへの責任を果たすことを第一に考えています。いま力を入れているのは、一人ひとりのメンバーが全ての業務をこなすための技能向上です。仕事の効率や生産性も上がるし、誰かが急に休むようなことがあっても余裕をもってカバーできます。また、メンバーが楽しく生き生きと働くために、職場の雰囲気をつくるのも班長の役目。仕事の話に限らず、自分からコミュニケーションをとって、チームの結束を高めるように努めています。次に目指す役職は職長になりますが、職長になるとデスクワークが増えて現場に出る機会が減ってしまうので、そこは少しさみしい気がします。
1日の仕事の流れについて
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7:20
出 勤
家から車で5分
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7:45
朝 礼
交替のため休み中の現場状況等の申し送り
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8:00
現 場
先の班より仕事の流れ等申し送り。段取りをして仕事開始
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12:00
昼休憩
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12:45
現 場
午後からの仕事開始
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16:00
申し送り
後を担当する班へ仕事の状況を伝える
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16:30
風 呂
会社のお風呂で汗を流す
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17:00
退 勤
何もなければ16時過ぎに帰宅可能
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15:20
出 勤
家から車で5分
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15:45
朝 礼
交替のため休み中の現場状況等の申し送り
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16:00
現 場
先の班より仕事の流れ等申し送り。段取りをして仕事開始
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20:00
昼休憩
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20:45
現 場
午後からの仕事開始
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24:00
申し送り
後を担当する班へ仕事の状況を伝える
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0:30
風 呂
会社のお風呂で汗を流す
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1:00
退 勤
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23:20
出 勤
家から車で5分
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23:45
朝 礼
交替のため休み中の現場状況等の申し送り
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0:00
現 場
先の班より仕事の流れ等申し送り。段取りをして仕事開始
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4:00
昼休憩
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4:45
現 場
午後からの仕事開始
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8:00
申し送り
後を担当する班へ仕事の状況を伝える
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8:30
風 呂
会社のお風呂で汗を流す
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9:00
退 勤

休日の過ごし方について
休みの日は、まだ小さな子どもと遊んで過ごすのが日課です。一日相手をしているとかなり体力を使って疲れるので、夜は大好きなお酒を楽しみながらのんびり過ごしています。平日に休みがあると、役所の手続きなどをするときに便利だなと思います。
働く環境について
仕事は自動化が進んで、昔ほど大変ではありません。安全に対する意識も大きく変わり、事故が起きないように厳格なルールのもとに業務を行っています。有給休暇の取りやすさは班長になってからも変わりません。残業がないのも交替勤務のいいところですね。入社する時は意識していませんでしたが、社員寮や最大85%の家賃補助など福利厚生が充実しているのは助かります。